「偏光酔い」
という言葉があります。
偏光酔いとは
偏光グラスを使用していると
気分が悪くなってくる現象です。
車酔いに似たような感覚になるので
偏光酔い呼ばれたのでしょう。
プリズム現象とも呼ばれます。
偏光酔いの原因は
安価な偏光レンズで歪が大きいから
などと言われることが多いです。
確かに、レンズの歪が原因もありますし
偏光膜の歪が原因の場合もあります。
しかし、それだけでしょうか。
私がメガネ屋さんから
聞いた情報を上げたいと思います。
1.使用者の乱視の進み
まず
あなたの乱視が進んでないか
ということです。
視覚検査などで
こんなのを見たことが
あると思いますが
これが、このように
縦が強調されて見える(直乱視)場合
偏光酔いは起きにくいそうです。
それが、このように
横が強調されて見える(倒乱視)場合
偏光酔いが起きやすいそうです。
理由は
偏光膜がブラインドのように
横方向にシマシマになっているので
倒乱視の場合は乱視が強調されて
見えるからだそうです。
2.レンズの中心と瞳の位置のズレ
これは
偏光グラスをかけた時の瞳の位置に
リムにハマっているレンズの中心が
合っているか、ということです。
度付きレンズを使う場合は
必ず合わせるとのことでした。
ところが、度なしの場合は
あまり気にしてないとのことです。
乱視が進んでいる人は度なしでも
メガネ屋さんにそのことを伝えて
できるだけ合わせてもらった方が
いいようです。
3.レンズの傾き
やはりこれも
乱視が進んでいる人に起きやすいそうです。
横から見て、レンズの傾きが大きいと
偏光酔いが起きやすいそうです。
鼻パッド付の偏光グラスであれば
鼻パッドを調整すればいいでしょう。
鼻パッドがないセルフレームの場合は
鼻パッドシールという便利なものがあるので
それを貼り付けて調整するといいでしょう。
以上、偏光酔いについて
レンズの歪み以外の原因について
書かせていただきました。
私がメガネ屋さんから聞いた話なので
情報が正確でないかもしれませんので
偏光レンズをメガネ屋さんで購入の際には
メガネ屋さんとよく相談してもらうように
お願いします。